ソファは本革それとも合皮、その違いは

ソファの張地は大きく分けて、革製と布製(ファブリック)に分けられます。


今回は革製について見て参りましょう。

革の風合いとはどんな感じでしょうか?

硬そう、冷たそう、ボロボロになりそう等思い当たるのではないでしょうか?

そこで、革の風合いから材質を見てみることにしましょう。

大きく分けて本革と合皮に分けられます。

そこで、タイトルの本革と合皮の違いについて考えたいと思います。

ところで、どちらが本革でどちらが合皮だか分かりますか?

 

確かに画像では見分けがつかないかもしれませんね。

最近の合皮は(後で詳しく説明しますが)PVCとPUが有るのですが、特にPUは柔らかく真に革の風合いです。

答えは左が本革、右がPUの合皮です。

本革と合皮の見分け方はこちらの動画をご覧ください。

(私がイベントで随分以前に撮影した動画です)

www.youtube.com/watch?v=WY3IR8GHb0A

見ていただければ分かりますが本革は表面にしわが有ります。
  
指先で押して見るとはっきりとしわが見えます。
 
一方、合皮は合成樹皮をコーティングしたものですから一枚のビニールシートです。
ですから、押してもただへこむだけでしわはよりません。

お店でちょっと指を当てるだけでスマートに見分けられますよ。

先ずは、本革について見て参りましょう

長所は、破れやこすれ等に対する強度がとても強く、通気性も良い。

短所は、人にもよるでしょうが、価格が高いです。

手入れに手がかかります。

手を抜くとこうなります。(経年劣化も有りますから一概には言えませんが)

ソファの革張りにつて、

これにも2種類有って、総革張りと本革張りが有ります。

紛らわしいですが、総革張りはソファの全てに当たる座面、背もたれ、膝置きの体の当たる部分はもちろん足回りや背面等も全て革張りです。

価格によって体が触れない部分に品質の落ちる革を使う場合も有りますから承知しておく必要が有ります。総じて革同士ですから重なる部分の色の違いがそれほど気にならないでしょう。

一方の本革張りですが、こちらは、座面、背もたれ、膝置きの体の当たる部分に本革を使い、体が触れない部分に大部分が合皮を使っています。

本革と合皮ですから当然色の違いや風合いが違います。

不安でしたら、指先でちょっと押してみては、違いが分かるはずですよ。

同じ革張りでも価格差がかなり有りますから要注意です。

次は合皮です。

PU
PVC

右がPVCで左がPUです。

これこそ分かりにくいですが、どちらかと言うと風合いがPVCは硬めでPUは柔らかな肌触りです。

長所は、やはり価格が安いことです。(強度は本革には敵いません)

手入れが簡単です。

埃を払うだけで済みますし、中性洗剤や水拭きもできます。

短所は、耐久性が悪いこと、ビニールですから風通しが悪く、夏のべたべた感や冬のひやっつとする感じは最大の短所でしょう。

PUに関しては肌触りも質感も良いのですが、安価な本革張りより高価な物も有ります。

合皮に関しての豆知識を1つご紹介します。

合皮の最大の弱点は劣化です。経年と共にやがてボロボロになります。

一番の敵は、汗や水をこぼして濡れた状態で紫外線に当たることです。

合皮は黙っていても劣化が進むのですが、この状態は更に劣化を早めます。

そこで、常に乾拭きなどして水分を除去すれば劣化を延命させられます。

直接、紫外線が当たらない場所に設置するかカバーを掛けるのも一理有ります。

是非、お試しあれ!

合皮の劣化が進んだ状態

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